医療職とシフトについて

医療職とシフトについて

シフト作成と個々のスケ-ジュール管理についての記事まとめ

シフト管理が苦手な場合の対処法

病棟勤務の看護師の、シフト管理は複雑です。病棟の人員配置が法律で決められていますし、夜勤後は休む時間を確保し、看護師が体調を崩さないよう配慮しなければいけません。さらには、看護師一人一人のスキルなども考慮して、適切な配置を行う必要があります。夜勤と日勤の繰り返しだけでも面倒なのに、法の遵守や適切な人員選定にも考慮してシフトを組むのは大変な作業です。シフト管理について、苦手意識を持たれている人も多いのではないでしょうか。

上手にシフトが組めなかった場合、看護師から不満が出ますし、業務にも支障が出るなどのマイナスが生じます。シフトに不満があることを理由に、転職する看護師も少なくないのです。人材を職場に定着させるためにも、誰もが納得のいく公平なシフトを組むことが大切です。

そのためには、看護師一人一人とのコミュニケーションが欠かせません。それぞれが希望する働き方を把握し、Aさんは育児中、Bさんは家族の介護をしている、Cさんは最近疲れているようだ、など、部下の状態をしっかりと観察しましょう。その上で、一人一人の希望に耳を傾けてください。全ての希望をかなえることは難しいですが、配慮しようという前向きな姿勢が伝わると、不満は出にくいものです。また、「土日勤務を連続させない」「夜勤の回数を同じにする」など、基本となるルールを決めておくといいでしょう。

最近はクラウドなどで人員配置が簡単に行える、シフト管理システムを導入する病院が増えてきました。ITの導入によって、短時間で適切なシフトが作成できます。時間も手間も軽減されますから仕事の効率が上がりますし、早めにシフト表を発表できるので、スタッフも対処しやすくなります。シフト管理システムの導入を検討するのも、有効な解決方法です。